派手なネクタイをする人の気持ち
色柄のバリエーションが少ないスーツに比べてネクタイは色も柄も豊富で、それだけに個性が顕著に現れやすい。
中でも派手なネクタイをしている人は押しが強く、目立ちたがり屋である。このタイプは、人の注目を聞きたいという願望が強く、自意識が極めて強いと言える。
ネクタイは胸元に位置しているため、どうしたも人の視線が向けられる。その目立つ場所に強烈な色や柄を持ってくるということは、「自分に注目して欲しい」「自分はこういう個性の持ち主」と主張している証拠なのである。
その反対に無地や小さなドット柄、オーソドックスなストライプなどのネクタイをしている人は周囲との調和を重んじ、落ち着いたタイプが多いのだ。
普段は地味めのネクタイをしている政治家は重要な演説や討論がある日にはわざと派手な赤いネクタイをしてくるというのも、こうした心理をついた演出のひとつ。
聴衆や討論相手の注目を引きつけ、自分を強くアピールしようという魂胆だ。